大会長挨拶

 この度「PETサマーセミナー2012 in 信州」を、2012年8月31日(金)から9月2日(日)にかけて、松本市ホテル翔峰(しょうほう)を借り切って相澤病院の主催で開催させて頂くこととなりました。私は生まれも育ちも医師になってからもほとんど松本を出たことが無い生粋の松本っ子であり、このさわやかな信州・松本でPETサマーセミナーが開催されることを本当に嬉しく名誉に思います。

 日本核医学会PET核医学分科会のホームページを見てみますと、初期の「PET夏の学校」は信州白馬で行われております。今年は、PETサマーセミナーの発祥の信州に戻り、そして泊まり込み合宿形式という昔ながらの形式に戻り、職種や世代を超えて未来について語り合う会にしたい、そんな思いを込めて「Return and forever、〜手を携えて未来へ〜」というテーマといたしました。そして、最近参加が減りつつある企業の方々に是非多く参加して頂きたく、医療関係者と企業関係者の参加費の差をなくしました。

 シンポジウムは基礎から臨床、看護まで豊富な内容を予定しておりますが、中でも3つの話題をトピックスとして取り上げたいと思います。
 一つは企業の方々と夢を語ろうということで、WIPにて最新の技術をご紹介頂きます。空間分解能への挑戦、呼吸移動への挑戦、そして近い将来の技術に関してもご紹介頂く予定です。
 二つ目は、誰もが post FDGと感じている認知症の診断とアミロイドイメージングについて、診断の最新情報とともに、新規に合成装置を導入するにはどうしたらよいか、規制の状況など最新情報を教えて頂こうと思います。
 もう一つは、FDG-PETの炎症診断への利用です。IgG4関連疾患についてこの疾患に詳しい信州大学消化器内科川先生にご講演をお願いし、その後にFDG-PETの役割や他の炎症疾患への利用についてシンポジウムを行います。
 他に、化学薬学では一般の医薬品とは違うPET薬剤について、その考え方や現状と将来展望についてユーザー向けの内容、検診についてはメディカルツーリズムの話題を盛り込んだ現状と展望、心臓PETに関してはバイアビリティ検査などについて日常診療に直結できる内容、読影講座では実戦に即した参加型の教育講演、技術関連では撮像標準化に向けた取り組み、被曝低減など日々の診療に関する看護、および施設管理に関して、著名な先生方に座長をお願いしており、充実した内容がご期待頂けると思います。

 そして、今回は夜の学校が復活します。それぞれの立場でビール片手に実践的な議論がなされればと期待しております。その後も、二次会で、お風呂で、十分に語り合える場を設けます。 また、テレビや映画で話題の松本市内を気楽にお楽しみ頂ける無料のエクスカーションも企画しております。

 皆さまに夏の終わりの信州を満喫して頂き、職種を超え世代を超えた出会いと語らいの機会にして頂ければと思いますので、是非多くの方々の参加をお願いいたします。松本でお目にかかる事を楽しみにしております。

相澤病院PETセンター

小口 和浩

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PETサマーセミナー2012 in 信州事務局

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相澤病院 PETセンター内

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メールアドレス:
2012@pet-summer-seminar.jp

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